Abstract
ジメチルアミン,トリメチルアミン.トリメチルアミン-N-オキシドやアンモニアと共存するメチルアミンはプロモホルムおよび水酸化カリウムと作用させてメチルアミンだけをイソシアン化メチルに変化させ,それをポーラログラフで測定することによつて定量することができた。1l中に塩化テトラメチルアンモニウムO.1mol,水酸化テトラメチルアンモニウム0.2mo1,エタノール50mlを含む溶液(pH10.4±0.2)中では,イソシアン化メチルのポーラログラフ還元波の半波電位は-1 .810Vvs.SCE(25.0℃)であった。アミン混合物を処理して得た溶液のポーラログラムの波高(限界電流値)は原アミン混合試料液中のメチルアミン量に比例しているから,原試料中のメチルアミンを,共存する他のアミン量の多少に関係なく,約2%の誤差で定量することができた。
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