Abstract

粉末シリカゲルを温度範囲160~900℃で熱処理した.この熱処理シリカゲルのメタノール,エタノールおよび1-プロパノールに対する溶解量をオートクレ-ブを用い,温度100,150,175,200および225℃において測定した。溶解量は熱処理温度の上昇とともに300℃から500~700℃間の温度までは増大し,その温度を越すと逆に減少した.500℃で熱処理したシリカゲルの溶解量は,溶解温度200℃で,メタノール,エタノールおよび1-プロパノ0ルに対し,それぞれ1890.164081mg/lであった・アルコ一ルに微量の水を加えると,シリカの溶解量は滅少した。メタノールによる溶解溶液は不安定で, 室温に放置中溶解シリカの重合が観察された.シリカゲル粉末を溶解実験に用いるとその表面が溶媒のアルコ一ルでエステル化されることを赤外吸収スペクトルで確かめた。溶解機構としてつぎの過程が考えられるだろう。まずシリカゲル表面がアルコールでエステル化される。つづいてシリカゲルのシロキサン結合がアルコーリシスによってきれる。

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