Abstract

本研究では,科学的な内容としての情報を与えたときの場独立型―場依存型の認知型の影響を明らかにすることを目的とした。中学3年生74人を対象に,EFT検査(Embedded Figure Test)を実施し,場独立型の認知型のタイプを38人,場依存型の認知型のタイプを36人選んだ。その後,提示されだ情報への着目傾向を調べるために,2つの調査を実施した。文字で情報を提示した調査と図で情報を提示した調査である。いずれも,20題の設問から成り,類似した内容の設間を対応させて提示した。一方の調査の4週間後に,他方の調査を実施した。そして,タイプ分けした場独立型群と場依存型群との間で,文字の調査結果と図の調査結果を比較した。その結果,場独立型―場依存型の認知型の影響が表れた。文字を提示したときには場独立型群の着目が促され,図を提示したときには場依存型群の着目が促される傾向にあった。

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