Abstract

過テクネチウム醸のロ紙クロマトグラフィーを,展開溶媒として,無機酸を異なった濃度で飽和させたイソアミルアルコールを用いて実施した・その結果Rf値はJ "ソアミルアルコールに飽和させる酸の濃度とと叡こ増大し,次第に同じ酸の水溶液を展開剤.とした場合のRf値に近づくことを知った。このロ紙クロマトグラフィーのRf値に対応する有機溶媒抽出の分配率(同じ酸を飽和させたイソアミルアルコールを使用)は,Rf値がほぼ0に近い硫酸飽和アルコール溶媒で,もっとも大きな値を示す。Rf値に及ぼす酸の影響は,ロ紙クロマトグラフィーでは,硫酸,硝酸,過塩素酸の順序にRf値が増すのに,溶媒抽出の分配率は同じ順序で減少する。過テクネチウム酸の溶媒抽出が有利である硫酸を飽和させたイソアミルアルコールを展開剤とするとクロマトグラフィー移動がロ紙上で起らないことは,ロ紙クロマトグラフィーはイオン性の無機酸(ここでは過テクネチウム酸)の場合単純な分配クロマトグラフィーではなく,ロ紙および有機溶媒中の水の活量に依存することを指摘した。実際に,イソアミルアルコールに飽和させる酸の濃度を増すと.アルコール中の含水量を増し,その量は酸濃度が増すと急激に増し,酸の種類によりいちじるしく差があることを示した。過テクネチウム酸のようなイオン解離性の無機酸のロ紙クロマトグラフィーが分配クロマト機構により起るとするためには,分配はロ紙固着水と,展開溶媒中の遊離水との間の分配とせねばならない。

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