Abstract

本稿は土中で発生する音源の位置測定法に関するものである.提案手法では,直達音だけではなく,地表面からの反射音も利用することで測定精度の向上を図っている.地表面で起こる反射音を利用するために,鉛直方向に一対の素子を配置した杭状のジオフォンを用いている.杭状ジオフォンアレイを2本(素子数:4)用いた評価実験の結果,位置推定精度は直達音のみを使用する従来手法と比べ3.42倍と向上することがわかった.また,ジオフォンアレイの配置や構成する素子のずれが音源位置の推定に与える影響を実規模シミュレーションにより実験し,提案手法の位置推定精度は従来手法に比べ最大で14.6倍に向上できることを確認した.以上より,従来手法に比べ高精度の音源位置測定が可能であることが示された.

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