Abstract
紙パルププラントにおいては,蒸解工程から抄紙・塗工工程に至るまで,水ポンプ,パルプ用ポンプ,各種薬液用ポンプなど,多数のポンプが使用されている。これらポンプの軸封部には,経済性の追求,臭気発生や水質汚染などの環境汚染防止のためにメカニカルシールが標準的に採用されるようになってきた。また,世の中の高齢化に伴い,熟練した保全マンが減少傾向で,メンテナンスの重要性はますます高くなってきており,組立て容易でメンテナンス性に優れたカートリッジ式メカニカルシールが急速に普及してきている。加えて,節水・節電などの社会的要求に応えて水を使わない無注水仕様のカートリッジシールが普及してきた。これをさらに発展させ,熱水ポンプにおいてクーラを不要として,省エネ・節水・節電などのECOに向けての取り組み,クーラの撤去,ポンプ周りの配管の簡略化,イニシャル&ランニングコストを大幅に削減できる「熱水ノークーラ・ノーフラッシングシールシステム」とその中核をなす「熱水ノークーラカートリッジシール」を紹介する。以下に「熱水ノークラ・ノーフラッシングシールシステム」のメリットを項目別にまとめる。1)大幅な省エネルギ・節水・省電力が図れる。2)大幅な省コストが図れる。3)省メンテナンスが図れる。4)メカニカルシールの取扱いが容易になり,組立て誤り防止ができる。5)メカニカルシールの故障予知・検知ができる
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