Abstract

飼育下のサワラ仔魚について 24 時間にわたって 3 時間ごとに標本のサンプリングを行い,扁平石の透明帯と不透明帯が形成される時間帯を調べた。初生輪は 5 日齢に形成され,摂餌開始日と一致していた。透明帯の形成は 05:00~08:00 の間に始まり,日中から夜間にかけて継続し,不透明帯はその後夜間に形成された。この結果は耳石の最外縁に観察される日周輪の読み取り精度を向上させるための有効な情報であり,天然で採集されたサワラ仔魚の耳石日周輪解析を行う際に採集時間を考慮することによって,より正確な判断が可能となる。

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