Abstract
Angioleiomyomaは有痛性皮下結節として知られ, 自発痛, 圧痛, 放散痛のなんらかの疼痛を伴うのが通例とされているが, 一部では必ずしも疼痛を伴わないものもある。今日まで神経細胞, 神経線維, 髄鞘に対するあらゆる特殊染色を行つても, 腫瘍内にその存在を明確にすることは困難であつた。われわれは過去10年間に経験した12症例にS100蛋白の特殊染色を施行して疼痛と神経分布との関係を追求した。
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