Abstract
高齢者では,腎機能,心肺機能など臓器機能低下に加えて,認知能低下による検査への協力が得られにくいこともあり,急性期の侵襲的検査はリスクが高い.内視鏡検査では検査前の脱水の是正,出血を誘発する可能性のある抗血栓薬の調整を事前に行い,鎮静薬の過剰投与を防ぐなど心がける.造影剤検査では造影剤腎症の発生を防ぐため,腎機能評価,脱水の是正,糖尿病などリスク評価を行い,造影剤の量を抑える.侵襲的検査の前には,適応と代替検査の可能性について考え,十分なインフォームドコンセントを得るようにする.
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