Abstract

前報では PO4/SiO2 の存在比約 300 までのケイ酸イオンをケイモリブデン酸法で定量する諸条件を明らかにしたが,存在比がさらに高い場合,ケイ酸イオンが微量の場合などは定量困難である。また,シュウ酸,酒石酸などでリンモリブデン酸を分解後ケイモリブデン酸を還元するヘテロポリ青法があるが,これもリン酸イオンが 50mg/l 以下に限られ,より高濃度の存在では抽出法などが用いられている。本研究ではヘテロポリ青法を適用するときの発色条件,分解剤,還元剤,還元条件を十分に検討した結果,最高 3000 倍のリン酸イオンの共存でケイ酸イオンの比色定量が可能なことを認めた。

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