Abstract

地域の安全な津波避難路確保を目的に,南海トラフ巨大地震により最大震度7,最大津波高10mが想定されている徳島県南沿岸の2地区で,行政,地域住民,教育機関,専門家,非営利団体等が協働でブロック塀対策に取り組んだ.ブロック塀の点検調査と併せて,塀所有者に意識調査と啓発活動を行うことで,塀の撤去・改修に必要な課題把握に加え,2件のブロック塀の撤去・改修をすることができた.また,ブロック塀の倒壊を考慮した津波避難地図の作成と併せて,ブロック塀の撤去・改修に向けたケースマネジメントの検討を行うことで,個々の課題と対策の方向性を明らかにすることができた.

Full Text
Published version (Free)

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call