Abstract

三重県南伊勢町神前浦で養殖されていたマダイ当歳魚の口腔に等脚類ウオノエ科のタイノエ Ceratothoa verrucosa(Schioedte and Meinert, 1883)の寄生を認めた。タイノエは雌で腹面を宿主の口蓋に向けて寄生していた。三重県では養殖海水魚の魚病診断記録が1985年4月から蓄積されている。2017年7月までの32年間に調べられた14,591尾以上の養殖マダイにタイノエの寄生が認められたのは本件を含めて僅か2件であった。これは,タイノエが養殖マダイの極めて稀な寄生虫であることを示している。

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