Abstract

大阪府大阪市から東大阪市にかけての近鉄奈良線沿線部において, バッタ類の生息密度の変化を調査した0調査区としては, 近鉄奈良線の各駅を中心とした半径250m円の調査区を12カ所, 半径1km半円の調査区を5カ所設定した。調査は2000年8月から9月にかけて行い, 一般に人の立ち入ることのできる接道部の緑地と公園緑地を対象に, 全バッタ類を捕虫網で捕獲する方法で行った。その結果, 都心部からの距離が離れるに従って単位面積あたりの捕獲数は指数関数的に増加すること, 緑地の規模や草地組成とバッタ類捕獲数は相関を持たないことなどが明らかとなった。また, 都市環境への適応性の大きいバッタ種も特定された。

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