Abstract

福島第一原子力発電所の港湾内に係留状態にあったメガフロートの津波対策として,メガフロートを移設・着底・内部をモルタルで充填させることで安定させ,上部を港湾ヤードとして有効活用させるために整備する港湾工事を実施している。本工事は放射管理区域に準じるエリアでの工事となるため,使用する資材は調達の観点から制約や課題が多かった。そこで,敷地内に設置したプラントにて,石炭灰(原粉)を有効活用し,メガフロートの着底マウンド材となる人工地盤材料,メガフロートの内部充填材,重力式係船岸壁構築に使用する護岸ブロックを製造している。本稿では工事の概要と製造材料ごとの仕様と適用実績について紹介する。

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