Abstract

重度心身障害に対する乳癌検診を行う際のマンモグラフィ撮影(MMG)および乳房超音波検査の併用の有用性について現状を報告する。平成26年7月から11月まで当院で乳癌検診を施行した重度心身障害者18名を対象とした。全例に対し,まずMMG を行い,その後乳房超音波検査を施行した。MMG では,全例異常は指摘されなかったが,乳房超音波検査では特に高濃度乳腺を持つ10名中,3名はカテゴリー3と診断された。さらに内1例はリアルタイムエラストグラフィ検査により腫瘤性病変が認められ,精密検査となった。今回の検討により,重度心身障害者に対し乳房超音波検査を併用することで,MMGでは確認が難しかった高濃度乳腺における腫瘤性病変を同定することができた。

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