Abstract

福島第一原子力発電所事故の3週後(4月8日)及び12週後(6月3日)に東京大学大学院農学生命科学研究科附属牧場(原発から直線距離で約130km南方の茨城県笠間市に位置する)において採取した土壌,牧草,乳牛飲料用井戸水,及び牛乳中の131I,134Cs及び137Csの放射能濃度を測定したので報告する。測定の結果,飼料中の放射性核種は速やかに牛乳中に移行することがわかった。しかし,いずれの測定でも牛乳中の131I,134Cs及び137Csの濃度は国の暫定許容値(放射性ヨウ素:300Bq/kg,放射性セシウム:200Bq/kg)を下回る値であった。

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