Abstract

英国のイングランドとウェールズにおけるナショナル・ガーデン・スキーム (NGS) は, 1927年より現在に至るまで組織化されたオープンガーデン (個人庭園の公開) を開催している。本研究はその議事録を中心に, 団体が設立されるまでの背景ならびに, その変遷を調査した。その結果, NGSの活動の特色として (1) 団体との提携・合併による組織の強化,(2) ナーサリーや小規模な庭園にいたる公開庭園タイプの充実や, 茶菓の提供, 植物販売という, サービスプログラムの多様化,(3) 時代の要請によって寄付先の選択肢の拡大・多様化を行なう一方, 庭園主に選択権の一部を委託する運営手法の柔軟性, といった3つがあげられた。

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