Abstract

2008年度の家族社会学会のシンポジウムでは,貧困を伴った家族の経済格差拡大という社会における子育て状況を解明するために,子育てする親の調査を精力的になされている3人の研究者を報告者としてお招きした。後藤憲子氏には親の経済状況の変化と親の子育てへの態度の現状を,片岡栄美氏からは,お受験などに熱心な高階層の親の子育て戦略と意識を,湯澤直美氏から,経済的に困難な家族における子育ての実態をご報告いただいた。討論者として,竹村祥子氏,吉川徹氏にお願いし,司会は渡辺秀樹と山田昌弘が当たった。

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