Abstract

これまで報告のない岩手県内の自給飼料のかび毒汚染の実態を調査するため,114検体のFusarium属菌産生かび毒5種類;ニバレノール,デオキシニバレノール(DON),T-2トキシン,ゼアラレノン(ZEN),フモニシン(FUM)についてLC-MS/MSで測定した.FUM,DON,ZENの検出率が高く,特にトウモロコシのDON,ZENは高濃度を示した.2検体が管理基準値を超過したが,直ちに牛の健康に影響を与える値ではなかった.FUMは全種類の自給飼料から検出されたが,その濃度は低かった.よって,粗飼料給与による家畜の事故の原因がかび毒である可能性は低いと考えられる.

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