Abstract

内頸静脈穿刺には, ランドマーク法と超音波ガイド法がある. ランドマーク法には, 胸鎖乳突筋に対して前方, 側方および後方から穿刺するアプローチがある. 今回, 内頸静脈穿刺を側方アプローチによるランドマーク法で行ったが穿刺できなかった症例と, 超音波画像の観察で動静脈の重なりが大きく動脈誤穿刺の危険性が高いと予測された症例に対して, 超音波ガイド下に後方アプローチで穿刺を行い, 安全に中心静脈路を確保できた. 超音波ガイドによる内頸静脈穿刺の利点は, 個々の患者の静脈の解剖学的特徴を考慮して, 最も安全な穿刺部位と穿刺方向を選べることにある.

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