Abstract

実験による事前検証は, トンネル縦断, 横断モデルによる二次元評価が実施され, 有用なデータが得られている. 本論では, 二次元実験の精度を更に向上させるため, 地盤中の土砂粒子の微小な移動現象を, X線ラジオグラフィー法を用い三次元可視化による歪解析を行った. そして, 各種切羽形状による切羽の安定性の比較を行い, さらに, 圧力制御実験により切羽安定に必要な限界支持力も明確にした. この実験より, 切羽を安定させるのに必要な圧力は Terzaghi 理論により得られる値の約20%であった. また、ベンチカット、加背割りモデルはいずれも全断面モデルの約50%程度であった. X線可視化実験は、トンネル切羽近傍の挙動を解明できる有効な手法である.

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