Abstract

本研究は、各種機関の地震観測網によって観測された記録を用いて、関東地方における揺れやすさの空間的分布特性について検討したものである。揺れやすさの空間的分布特性は、観測記録と経験的に得られる平均的な地震動強さとの差異として抽出した。ここで、地震動強さとしてはPGA、PGV、計測震度の3種類を対象としている。72地震の観測記録を用いて統計的処理により検討した結果、PGVと計測震度の空間的分布特性については、表層地盤の増幅特性の影響を強く反映していることが分かった。また、いずれの地震動強さ指標の空間的分布特性にも、表層地盤の増幅特性だけでなく、震源特性や伝播経路特性などが影響していることが明らかになった。

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