Abstract

複数入力カフアジィ制御のための「SIRMs動的重視度結合型ファジィ推論モデル」を提案する。本モデルでは各入力項目に対してそれぞれ、対応する入力項目のみを前件部変数とする単一入力ルール群(SIRM、Single Input Rule Module)を設定し、動的重視度を導入する。動的重視度は、入力項目の定常状態時の機能を保証する基本値と、制御状況に応じてダイナミックに変化する変動値の和として定義する。そして各ルール群の推論結果の動的重視度付き総和をモデルの出力とする。定値制御系に対して、偏差と偏差の1階差分などを入力項目に、操作量の変化分を出力項目にして、本提案モデルの具体的な構築手法を示し、動的重視度が対応する入力項目のローカル情報に基づいてファジィ推論で簡単に求められることを明らかにする。また、提案手法を1次遅れ+むだ時間系および2次遅れ+むだ時間系に適用し、「単一人力ルール群結合型ファジィ推論モデル」の場合に比べてオーバーシュートなしで目標到達時間がさらに10%以上短縮できることを示す。

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