Abstract

人口減少が著しい地方都市において集約型都市が目標都市像として掲げられていることが多い。しかしながら,実現のための施策は十分に検討されておらず,中心市街地空洞化等の実態も十分に把握されていない。本研究は,東北地方の5つの市のケーススタディを通し,人口と商業床面積の即地的な変化についてメッシュデータを用いて分析することにより,その変化の実態を明らかにして今後の知見を得ようとするものである。分析により,1)中心市街地は人口減少が著しいものの商業床面積がわずかながら増加している地域が存在している,その一方で2)中心市街地とは別の立地において人口と商業床面積の集積性ある地区の形成がある,以上の2点が明らかになった。これらの結果から,中心市街地とそれ以外の新たな集積性のある地区が今後とも両立しうるための方策の必要性を引き出すことができる。

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