Abstract

近年,自然公園や道路法面等様々な緑化の場面において,在来植生種の導入や生物多様性に配慮した緑化が実践されている。寒地土木研究所では,寒冷地河川の堤防法面において在来種による緑化を進めることを目的に,堤防法面に適した在来種子の選定や適切な緑化工法の構築のため,平成 23年度から北海道恵庭市東部の千歳川堤防法面において現地試験施工及び追跡調査などを実施している。この現地試験調査と室内発芽試験結果から,在来種による堤防法面緑化のためには発芽後の定着率の向上を図る必要があり,そのためには,十分な土壌水分の保持と他の草種との競合を緩和させる必要があることが確認された。

Full Text
Published version (Free)

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call