Abstract

〔目的〕本研究の目的は内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(OWHTO)術後のFTAと歩行中の膝関節内反角度との関係と,膝関節のアライメントの変化が,歩行中の股関節と足関節の前額面の角度に及ぼす影響を明らかにすることである.〔対象と方法〕当院にて,OWHTOが施行された49名を対象とした.術前と術後1年時に歩行分析を行い,FTAと立脚期50%時点の膝関節内反角度との関係を検討した.また,股関節,膝関節,足関節の立脚期50%の時点の値を術前後で比較した.〔結果〕FTAと立脚期50%時点の膝関節内反角度との間には中等度の正の相関関係を示した.〔結語〕術後はFTAと歩行中の膝関節内反角度は完全に一致しないことを留意する必要があると考えられた.

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