Abstract

イチゴうどんこ病に対する薬剤の防除効果と葉面における薬剤の付着量の関係を調査した. うどんこ病の激発している圃場で, 生産者が慣行的に行なっている噴口をイチゴ‘とよのか’の株上から横振りにして薬剤を散布する方法では, イチゴ葉裏からは薬剤はまったく検出されず, 防除効果も低かった. これに対し, 同圃場でイチゴの葉裏に対し十分薬剤がかかるように散布した場合では, 高い防除効果を示した. 品種による草姿と薬剤付着量について調査したところ,‘とよのか’の草姿は‘女峰’に比較して開張性であり, 生産者の行なう散布法では感染しやすい部位の葉裏には薬剤が付着しにくかった. 葉面における薬剤付着量を高めて薬剤の防除効果を高めるためには, 噴口をイチゴの真上や通路側からだけ向けて散布するのではなく, 畝中央の条間に噴口の先端を入れて散布する方法が有効であった.

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