Abstract

コンクリートのひび割れ発生を低減する目的で尿素を用いたコンクリートをRCラーメン高架橋のスラブおよび梁に約450m3適用した。適用に際しては,尿素の混入量,粗骨材の種類などを要因とした配合選定試験を実施し,施工性,乾燥収縮ひずみ低減効果などを総合的に考慮して配合を選定した。さらに,実構造物において,同時期に施工した尿素を用いたコンクリートと普通コンクリートの温度およびひずみを計測し,ひび割れ調査を実施して比較した。その結果,尿素および石灰岩粗骨材を用いることで,乾燥収縮ひずみが40%以上低減すること,実構造物においてひび割れ本数が60%以上低減することなどを確認した。

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