Abstract

廃棄物処分場では,廃棄物が微生物に分解されるに伴い二酸化炭素やメタンガス等が発生する。温室効果ガスであるメタンガスの放出抑制対策として,覆土内に生息しているメタン酸化細菌による酸化分解が提案されている。メタン酸化細菌による酸化分解の促進には酸素,水が必要であるため,大気中の酸素を取り込むための十分な透気性とメタン酸化細菌への水の供給を阻害しない保水性が覆土材に求められる。そこで,本研究では関東ローム,石炭灰2種,水砕スラグおよび山砂を覆土材の候補材料として,土の保水性試験および相対湿度一定条件に近い環境における自然含水比の測定を行うことにより透気・透水性を評価し,マトリックポテンシャルの観点からの覆土材の含水比設定方法の提案および気相率からの評価を行った。

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