Abstract

中華人民共和国産ミネラルウォーター類の性状を示すミネラル成分など, また, 衛生学的な性状を示す過マンガン酸カリウム消費量, 無機陰イオン, 低沸点有機ハロゲン化合物の分析および一般生菌数と属レベルでの同定を行った.(1) 中国産ミネラルウォーター類は各種ミネラル成分がヨーロッパ産より低く, 日本産と韓国産より高いと判断された.また, その硬度分布は硬度の高いヨーロッパ産とほぼ類似していた.(2) 過マンガン酸カリウム消費量の平均値は1.33mg/l旦であった.(3) 水の美味しさをその指標といわれているK-IndexとO-Indexで判断するとおいしい水は38.5%であった.(4) 無機陰イオンと低沸点有機ハロゲン化合物については35試料のうち, フッ素イオンのみ1試料が日本の規制値を超えていたが, それ以外の無機陰イオンと低沸点有機ハロゲン化合物はその規制値を超えるものはなかった.(5) 一般生菌数が1m1中100個以下のものは, 試料中50%であった.また, 生菌について属レベルでの同定を行い, Vibrio, Bacillus, Flavobacterium, Xanthomonas, Mricrococcus, Stapylocoocus, Leuconostoc属が検出された.

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