Abstract
マンモグラフィは,ソフトコピーによる診断が主流となっている。近年,高解像度モノクロモニタだけでなく,高解像度カラーモニタが登場し,マルチモダリティでの読影が可能となった。同時に民生用としても高解像度化が進み4K タブレットなどが普及しつつある。そこで,本研究では,医療用カラーモニタと4K タブレットの物理特性を比較した。使用機器は,5MP カラーモニタは CCL550i2/AR,12MP カラーモニタは Coronis UnitiMDMC―12133,4K タブレットは UT―MA4を使用した。また測定にはエスエス技研社製NS―2007,カメラは Nikon 社製 D80を用いた。測定値は,均一性,MTF,NPS である。均一性は,5MP,12MP カラーモニタは同程度であったが,4K タブレットは劣る結果となった。MTF は5MP,12MP カラーモニタ,4K タブレットともに良好な結果であったが,水平-垂直の安定性は4K タブレットの方が劣っていた。NPS についても,4Kタブレットは,5MP,12MP カラーモニタよりも劣る結果となった。これはピクセルサイズとサブピクセル構造が要因であると考えられる。これらの結果より,本研究で用いた4K タブレットは,読影端末としては用いることは最適ではない。しかし,4K タブレットは医療用モニタを超える高解像度と高い鮮鋭性を有し,GSDF 表示が可能であるため,汎用モニタと比較してマンモグラフィ読影の学習用や研修などへの利用が期待される。ただし,4K タブレットの物理特性は医療用モニタよりも劣るため,5MP で行った診断結果が,4K タブレットで充分に描写できることを確認する必要がある。
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