Abstract
塩酸 sotalol をラットに 10,100,300mg/kg 単回投与および 30mg/kg/day を1日1回7日間反復投与したときの,光学異性体の体内動態を光学分割定量法を用いて試験した.また,これらの試験を2種の異なる採血方法を用いて比較検討した.1)塩酸 sotalol をラットに単回経口投与したとき,d-および l-sotalol はともに線形性の体内動態を示した.2)反復投与における初回投与後と7回投与後の d- および l-sotalol の体内動態に変化は認められず,蓄積性のないことも確認された.3)単回および反復投与において,d- および l-sotalol の体内動態に差は認められなかった.4)単回投与したときの48時間までの尿中排泄率は d-体,l-体いずれも平均約70%であり,その大部分は24時間以内に排泄された.5)Sotalol のラットにおける体内動態を,(1)同一動物から経時的に採血する方法と,(2)採血点ごとに異なる動物を使用し,多量の血液を採取する方法の2種類の試験方法で検討した結果,両試験法で得られた結果に顕著な差はみられなかった.6)ヒト,イヌおよびラットの in vitro 血清蛋白結合率を測定した結果,d- 体および l-体の蛋白結合率は,いずれも平均約 9% と低く,光学異性体間に差はなく,種差および濃度による変化も認められなかった.
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