Abstract
日本国内におけるグリーン・ツーリズムの展開が始まってから15年以上が経過したが,その主たる顧客対象は国内都市住民に限定されてきた.その結果,「ありのままの地域資源」を活かしたグリーン・ツーリズムでは地域間の差別化が十分に図れず,都市住民という共通の市場を奪い合う「グリーン・ツーリズムのジレンマ」と称される事態に陥っている.一方,2003年からの「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の展開によって国際的な観光立国に向けた動きが始まり,外国人観光客を対象としたグリーン・ツーリズムの萌芽もみられ始めている.本報告ではマーケティング分析の視点から,グリーン・ツーリズムにおいてどのような外国人市場が考えられるのかを分析するとともに,先発事例である富山県立山町と青森県十和田市の事例分析からその背景と課題を明らかにする.
Talk to us
Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have
Disclaimer: All third-party content on this website/platform is and will remain the property of their respective owners and is provided on "as is" basis without any warranties, express or implied. Use of third-party content does not indicate any affiliation, sponsorship with or endorsement by them. Any references to third-party content is to identify the corresponding services and shall be considered fair use under The CopyrightLaw.