Abstract

混和材を大量に使用したコンクリートは低発熱性や塩害抵抗性に優れ,産業副産物や低品質骨材の活用に有用である。また,ポルトランドセメントよりCO2排出原単位の小さな混和材を大量に使用するため環境負荷の低減が期待されるが,広範な普及には至っていない。土木学会コンクリート委員会では委託を受けて研究小委員会を設置し,このコンクリートの特性や適用に際して留意すべき点等を整理して2018年9月に「混和材を大量に使用したコンクリート構造物の設計・施工指針(案)」を発刊した。これを契機に適用実績が増加し,環境負荷の低減および資源の有効活用と,コンクリート構造物の耐久性向上の両者が達成されることを期待している。

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