Abstract

本調査は1998年型国産乗用車のオクタン価要求値分布を把握することを目的とし, (株)石油産業技術研究所の依頼により実施された。試験はJPI-5S-6-94に準拠し, 低速法でのオクタン価要求値分布を正標準燃料および全沸点型標準燃料の計2種で, 試験車13車種38台を対象に実施した。統計処理は1996および1997年度の調査結果のうち仕様変更なく引き続き販売されている13車種113台の結果を加えて行った。その結果, 正標準燃料における低速法オクタン価要求値分布は50および90%充足率でそれぞれ91.4および93.6オクタンであった。これは前年度の値とほぼ同程度であった。

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