Abstract

N-ベンジリデンアニリンのヒドロキシ誘導体を配位子とする種々のチタンキレート錯体の合成とその性質を検討した。ベンジリデンアニリンの-CR=N-部の置換基RにH, CH3, C2H5をもち, アニリン部の4-位 (または5-位) の置換基XにCH3, NO2, C6H5をもっ新規チタンキレート錯体を芳香族アミンとアルデヒドやケトンおよびチタンアルコキシドとをワンポット反応させることにより合成した。これらのチタンキレート錯体は榿色系の色相を有し, 特に, 置換基RとしてCH3またはC2H5をもち, 置換基Xをもたないか5-位にCH3をもっチタンキレートは有機溶媒に対する溶解性が高かった。 RにCH3, C2H5をもっチタンキレートの熱分解温度は230~310℃で, Rに置換基をもたないキレートに比べて低かった。

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