Abstract

本研究は、知的障害施設職員のバーンアウト関連要因について因果モデルを仮定し、共分散構造分析によってそのモデルを検証した。その結果、修正モデルの適合度指標から、妥当性のあるモデルが構成された。また、「ストレッサー」から「精神的健康」と「バーンアウト」、「精神的健康」から「バーンアウト」、「スーパービジョン」から「ストレッサー」へのパス係数が有意であった。これらの結果から、職員の日々の仕事上でのストレスの蓄積が精神的健康を悪化させ、それが持続することで「バーンアウト」に結びつくこと、「スーパービジョン」が「ストレッサー」を軽減させること、つまり間接的に「精神的健康」や「バーンアウト」に影響を及ぼす可能性があることなどが示唆された。

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