Abstract

本研究では,ロッド拡散光源をフォーカシングシュリーレン法に適用したシステムを試作し,その効果を明らかにした.また,これまで遷音速での空力実験が十分実施されていないと思われる二重くさび翼型について,その特性を理解する第一歩として,フォーカシングシュリーレン法により翼面に発生する衝撃波位置や可視化断面による衝撃波形状の違など,遷音速衝撃波管翼型まわり流れ場の観察を試みた.その結果,光源にロッドを取り付けることにより,本実験装置において光量の減少を抑制し照射面に対して比較的一様な光束を得ることが可能であることを示した.また,迎え角a=0°のときの,二重くさび翼型翼面上に発生する衝撃波は,主流マッハ数が増加すると次第に下流へ移動すし,このような傾向は,遷音速流中におけるa=0°のNACA0012翼型まわりの流れ場と定性的に同じであることなど,遷音速流中における二重くさび翼型まわりの流れ場特性を明らかにした.

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