Abstract

雨天時における市街地流出を調査している報告書, 論文等の文献を収集し (1968~2011年) , 一降雨を単位とした市街地の汚濁負荷 (BOD, COD, SS, TN, TP) の負荷流出データベース (DB) をまとめ, 一降雨の流量加重平均濃度 (EMC) の分布を明らかにした。続いて降雨条件, 地理的状況がEMCに及ぼす影響を回帰式で予測し, 日本全国の4地点での降雨条件を与えた際の年間流出負荷の予測値とその変動係数を導出した。その予測に基づき, 信頼性のある流出負荷量を算出するためにどの程度の降雨の採水頻度が必要になるのかをシミュレーションにより検討した。95% 信頼区間を2倍以内程度の誤差とする場合, 水質項目によっては年間の全降雨イベントのうち半分程度を採水する必要があることを明らかにした。

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