Abstract

乳癌のSLN pN1miの意義を明らかにするために2000年3月~04年の535例(SLN転移(-)353例,SLN転移(+)182例を対象にSLN転移径とnon-SLNへの転移状況と,2000年~07年のSLN生検1,064例中,SLN偽陰性と迅速病理診断で<0.4mmのAx(-)の46例(46/1,064例,3.2%)の再発形式を検討した. SLN転移径<0.4mmの32例では1例(3.1%)にnon-SLN(SLN近傍)転移を認めた.0.5< <1.0mmでは23.5%(4/17例),1.0< <2.0mmでは33.3%(8/32例)にnon-SLN転移を認めた. SLN pN1mi,ALND(-)46例(術後内分泌療法45.6%,化学療法(EC)10.9%に施行)の4年無病生存率97.8%で,腋窩リンパ節再発,肝転移を各1例認めた. SLN pN1mi径が大きくなるほどnon-SLN転移率が高くなった.一方,SLN pN1mi,ALND(-)例の検討では,薬物療法がALND(-)の全例に施行されなかったにもかかわらず術後再発率は高くなかった.SLN pN1miで,SLN単独転移が予測される場合にはALNDを省略できる可能性が示唆された.

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