Abstract

キュウリの養液栽培での生育後半の収量低下が培養液の非交換により引き起こされることを明らかにするとともに, その緩和方法について検討した.1. 培養液を2週毎に全量交換する場合と比べて培養液を追加していく場合, 栽培終了時の生育には影響がみられなかったが, 後半の果実収量が低下した.2. 追加液で栽培した場合, 収量低下には品種間差が認められ, '聖護院青長節成'および'PI 169391'で果実収量が低下したが, '北進'および'長日落合2号'では低下しなかった.3. 培養液を追加する栽培で活性炭を添加すると, 収量が低下しなかった.その現象の原因として活性炭に吸着されるような根からのしん出物の存在が考えられた.特にそのしん出物は, 若い果実に影響を及ぼすと考えられた.

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