Abstract

ラット70%肝切除が, 動脈吻合部創傷治癒に及ぼす影響を顕微鏡下に行ったレーザー吻合と従来の手縫い吻合とで比較検討した。レーザー吻合は, 吻合部耐圧力, 動脈瘤出現率において手縫い吻合と有意差無く, 吻合部石灰化出現率に関しては, レーザー吻合の方が有意に低値を示した。以上の結果より, レーザー吻合は, 拡大肝切除術時においても血管吻合の有用なオプションの一つになりうると推察された。レーザー吻合を肝臓外科手術, 特に肝臓移植に導入するにあたっては, 口径, 壁の厚さ, 性状の違う血管の吻合をいかに行うかという問題の解決が必要である。

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