Abstract

目的 糸むらと, 糸条板上の外観むらとの関係を理論的に考察する.外観むらは, 外観むらの幅別の合計長と, 幅別の長さ分布とにより表わす.成果 1. 無眼に長いM本の平行糸帯中に, m本以上の太さむら部分が存在する確率は, つぎの通りである.p (≥m、M) =1-Σm-1t-0 (Mi) (α/β) t/ {1+ (α/β)} Mここにα, β は, それぞれ1本の糸の入力密度および出力密度である。2. 幅N本, 1周の長さLの糸条板に生ずる外観むら長さTは, つぎの通りである.T=L (N-M+1) 〔p (≥m、M) -ΣM-1j=1p (≥m、M-j) - {p (≥m'、M+1)-ΣMj=1p(≥m'、M+1-j)}ここにmは外観むら幅Mのときの弁別閾, m'は外観むら幅M+1のときの弁別閾である.3. 上式を用いて, 理想糸と実際の1号糸と3号糸について, 外観むら長さTを求めた.4. 外観むらの長さ分布が, マルコフ連鎖の高次の推移確率であることを示し, 計算例により分布の形を見出した.

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