Abstract

25℃の恒温下でヒメカメノコテントウ第3世代幼虫に10種のアブラムシを与え, 成虫にいたるまでの期間, 死亡率, 摂食量, 生体重, 羽化直後の頭巾などを調査すると同時に, アブラムシおよびテントウ両者の生体成分を分析し, つぎの結果をえた.1. マメアブラムシ, エンドウヒゲナガアブラムシ, タイワンヒゲナガアブラムシ, イバラヒゲナガアブラムシ, モモアカアブラムシおよびニガナノアブラムシを与えたテントウはおおむね順調に生育したが, Aphiscraccivora pseudoacaciae, ニワトコアブラムシ, ダイコンアブラムシおよびモモコフキアブラムシ給与の場合の死亡率は高く, 生存虫の生育は遅延した.2. 給与アブラムシの種類による全糖量およびタンパク質量の多少には一定の傾向がみられなかったが, 脂肪量ではテントウの生育に好影響を与えたアブラムシのそれがそうでないものよりも多く, 前者を摂食したテントウの脂肪量もまた増加した.3. テントウの生育に好影響を与えたアブラムシの遊離アミノ酸の種類および量はそうでないものよりも多く, 前者を摂食したテントウのそれにも並行的関係がみとめられた. またアミノ酸の場合ほどではないが, 糖の種類数においても上と類似の傾向がたしかめられた.

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