Abstract

東京湾内 24 地点で 2006 年から 2010 年に試験曳網を行い,トリガイ稚貝の着底時期と成長を調べた。月別の採集状況と殻長組成から調査海域は大きく北部,南部に大別された。北部海域では,秋に着底した稚貝が初冬以降に採集されたが,夏になると貧酸素水塊のためほとんど見られなくなった。南部海域では春に着底した稚貝が夏季に多く採集されたが,初秋まで殆ど成長せず,これには貧酸素水塊が影響を与えている可能性が考えられた。初冬以降は両海域で稚貝が成長したが,殻長が 60 mm になるまでの期間は北部海域の方が短かった。

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