Abstract

蛍光染料は分析や保管の過程で濃度や蛍光強度が変化する可能性があり,これが定量結果に影響を与える可能性がある。本研究では,分析や保管において蛍光濃度・強度が変化する可能性がある要因を列挙して実際にその影響を評価し,さらにその対策について検討した。分析や前処理においては,溶液のpH,溶液の温度,天然有機物の共存,ろ過が分析結果に影響を与えるが,それぞれホウ砂水溶液でのpH緩衝,サンプル温度の調整,地下水の蛍光・吸光挙動把握,適切なろ紙と使用法選定により影響を低減できる。保管においては遮光により変質する可能性を低減できるが,微生物活動による変質には留意する必要がある。

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