Abstract

我々は、長期の地下水観測・解析に多孔質弾性論と前兆すべりモデルを組み合わせた第2種基礎研究の結果として「前兆的地下水位変化検出システム」を構築し、国の東海地震予知事業に貢献している。この「前兆的地下水位変化検出システム」を東南海・南海地震予測にも適用するために、四国から紀伊半島地域にも地下水等総合観測網を拡大し観測を続けている。また、このシステムを用いて東南アジアの地震防災にも貢献するため、台湾で2002年から国際共同研究も行っている。2011年東北太平洋沖地震では、地震の規模を過小に予測したことが震災の要因の一つになった。しかし、この規模を過小評価してしまったことについて科学的に吟味した上で、さらに地震予知研究を進めるべきと考える。

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