Abstract

キジハタ放流魚の保護育成機能を持つ魚礁を開発するため,ホタテガイ貝殻を利用した実験魚礁を用いて放流実験を行った。岡山県白石島沖に2種類の実験魚礁を3基ずつ沈設し,キジハタ幼魚を1,000尾ずつ放流した。潜水観察と実験魚礁の一部引き揚げにより,滞留尾数や再捕魚の胃内容物等を1年間調査した。2種類の実験魚礁はキジハタを一定期間滞留させるとともに餌料生物の培養機能を有していた。このうちキジハタの潜入可能な空間を増やした実験魚礁の滞留尾数が多く,放流魚の保護育成に適していると判断された。

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