Abstract

食肉検査結果を生産者に還元し,衛生的な食肉生産を促進する事業が複数の自治体で進められているが,食肉検査結果と家畜の飼養条件の関係に関する報告は少ない.両者は多次元のデータであるため関係の解析が困難であることが問題となるが,主成分分析を用いれば多次元データを低次元のデータに縮約でき,この問題を克服できる.そこで,食肉検査データを含む多次元データから主成分分析により,肥育豚の廃棄,産子数及び子豚死亡率に係る3つの指標を作成し,それぞれとアンケート調査によって得た家畜の飼養条件との関係を重回帰分析した.重回帰分析で有意差が認められた飼養条件につき,縮約前のデータと飼養条件の関係を一般化線形混合モデル(GLMM)で分析した結果,オールイン・オールアウト,出荷日齢,断尾など6種の決定要因が示唆された.

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