Abstract

本研究はこれまで日本に関して行ってきた環境家計簿の研究範囲を,東アジア9ヶ国に広げようとする試みである.東アジアの国々にはいろいろな意味で多様性のあることが特徴だが,その多様性は家計の消費構造によく反映されるという.本研究はアジア諸国の多様性を環境面から評価したものといえる.また,環境家計簿研究の大きな特徴は,家計消費が直接的にだけでなく間接的に引き起こす環境負荷を評価しようとする点にある.そのような包括的視点から各国の家計消費構造に関する環境評価をCO2とSO2の側面から行い,経済発展と環境調和型のライフスタイルとの両立に関する考察の第1歩としたい.なお,本研究はEDEN推計・分析研究プロジェクトの一環である.

Full Text
Published version (Free)

Talk to us

Join us for a 30 min session where you can share your feedback and ask us any queries you have

Schedule a call